過去のニュース一覧

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  • 3月25日

    学生研究員 若林崇雄君、卒業

    若林君(医学部 学生)は6年間の学業を無事に終えて卒業されました。在籍中は中野助教授の実験補助をするなど大変お世話になりました。現在、ご実家近くの病院で臨床研修を受けられています。今後益々のご研鑽を積まれますよう期待しています。今後益々のご活躍を期待します。

  • 1月1日

    山高一修さん、渡邊靖夫さん、研究生として迎える

    山高さんは薬学部ご卒業後、薬剤師免許を取得され、企業に勤務しながら、当講座において研究活動に当られます。
    渡邊さんも薬学部ご卒業後、薬剤師免許を取得され、企業に勤務しながら、当講座において研究活動に当られます。
    頑張っていただきたく思います。

  • 4月1日

    河野武弘先生、附属病院輸血室 副室長に就任

    河野先生は、本学附属病院第1内科にて臨床研修を終了し、HIVをはじめとする血液媒介感染微生物の研究に従事していました。輸血室 前副室長の強いご推挙により、花房室長の依頼を受けました。医師である教員を失うことは当講座として、教育研究に支障をきたすため、当講座を兼務することになりました。輸血室業務は高度な科学的判断と附属病院の中央部門のひとつとしての連携に資する人柄が求められます。日々の業務をこなすだけでなく、益々研鑚を積むように希望します。

  • 4月1日

    佐野浩一先生、研究機構長に就任

    佐野先生は、平成13年より3年間、大学改革・大学院改革に柔軟に対応できる研究支援組織を構築するために、機器共同利用センター長として、機器再配置・スペースマネージメント・エネルギーマネージメントだけでなく、組織の改変に尽力されました。本年4月1日付けで、旧機器共同利用センター、旧ハイテク・リサーチ・センター、法人先端医療構築委員会の研究関連部署を統合し、大阪医科大学研究機構へと移行しました。旧機器共同利用センターの廃止に伴い、機器共同利用センター長を辞任されましたが、学長より指名を受け初代研究機構長に就任されました。研究機構には共同研究部門があり、本学の研究活動をさらに活性化していただくよう希望します。

  • 3月31日

    藤井冨美子先生(非常勤講師)、ご定年退職

    藤井先生は名古屋女子大学教授(教育研究所所長)に勤務する傍ら、中井前教授時代から非常勤講師として当講座の教育研究にご助力いただいておりました。非常勤講師の定年に関する規定により平成15年度末をもってご定年退職となりました。永年のご指導、ご協力に心より感謝いたしますとともに、益々のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

  • 3月17日

    中嶋則人先生と北野淳一先生、学位取得

    中嶋先生(微生物学講座研究生)は大正病院に勤務する傍ら、当講座において院内感染の温床にもなる水道水を電気分解することによって遊離塩素を再活性化する研究に従事し、その成果をJournal of Microbiological Methodsに受理されました。これが評価されて博士(医学)を授与されました。研究の過程で得られた思考力を存分に発揮されることを祈ります。
    北野先生(一般・消化器外科研究生)は東和会病院に勤務する傍ら、谷川教授(一般・消化器外科)のお許しを得て当講座にて食塩水電気分解産物の研究に従事されました。その成果をBulletin of Osaka Medical Collegeに受理され、これが評価されて博士(医学)を授与されました。研究の過程で得られた思考力を存分に発揮されることを祈ります。

  • 3月16日

    中野隆史先生と河野武弘先生、それぞれ助教授と講師に昇任

    中野先生は平成元年に本学医学部ご卒業され、大学院を経て当講座に入られ、米国UCLAへの留学やJICAの派遣員としての活動などを積まれました。佐野教授の職務が増加する中で、細菌学関係の研究に従事すると共に、医学部教育主任として実績を積み、今回の昇任となりました。
    河野先生は平成4年に本学医学部ご卒業され、本学附属病院第1内科で臨床研修を済ませ、大学院を経て当講座に入られました。佐野教授の職務が増加する中でウイルス関係の研究に従事すると共に、医学部微生物学関連の実習や講座の渉外活動などの実績を積み今回の昇任となりました。
    ご両人には講座や大学だけでなく広く社会に目を向けて、益々研鑚を積まれると共に、それぞれの任務を遂行されるように望みます。

  • 1月1日

    中野隆史先生、附属病院感染対策室兼務

    本学附属病院は教育病院,そして特定機能病院として機能していますが,厚生労働省より高度先進医療機関の院内感染対策を確実に行うため,院内感染対策専従部署の設置が求められました。そこで附属病院中央診療支援部門に感染対策室が設置されました。中野隆史先生は日本感染症学会認定インフェクション・コントロール・ドクター(ICD)の資格を持ち,消毒法の研究などで感染制御学にも詳しいことから兼務職員として病院長より指名されました。活躍をお祈りいたします。

  • 11月1日

    藤岡良彦主任技術員、機器共同利用センター兼務

    藤岡主任は一昨年学位授与機構より「保健衛生学士」を授与され、業務上の幅を広げるべく努力しておりました。今般、佐野教授がセンター長を勤める機器共同利用センターの技術職員として兼務し、培った資質を実践することになりました。機器共同利用センターではハードからソフトまでの改革を行う過程で、大改修工事を行う条件として前技師長の籍を不補充としていたため人手不足となっていました。藤岡主任には培った資質を存分に発揮し、センターの活動を支えてもらいたいと願います。

  • 10月1日

    新井康泰先生、大学院形態系微生物学講座に編入

    新井先生は本学を平成9年にご卒業され、皮膚科にて研修を積まれた後、大学院に入学、本年10月1日付けで、当講座へ編入されました。公衆衛生とくに感染症の疫学に深いご興味をお持ちで、関西空港検疫所との連携研究にあたっておられます。すでに、外部から高い評価を得ており、なお一層の実学的研究に関する研鑽を期待しております。

  • 7月28日

    田中公正先生、学位取得

    整形外科から当教室に派遣され阿部教授と佐野教授による共同指導のもと研究にあたっていた田中公正先生が、Dupuytren拘縮のモデル細胞系を確立され、この成果をもって7月28日に博士(医学)を授与されました。田中先生のお仕事は炎症性サイトカインと線維芽細胞系を使ったもので、私たち微生物学講座としても病原微生物と宿主の関係を考える上で貴重なものです。今後、整形外科医として、得られた成果を治療薬開発など実用化へ応用していただきたいと希望します。田中先生はこのお仕事で学会賞も受けておられます。

  • 4月1日

    大黒恵理子先生、廣瀬潤君、大学院入学

    大黒先生は農学部獣医学科のご出身で、本学第1解剖学教室の助手を勤められた後、国立大学附属研究所技術員としてご勤務になりました。このたび大学院に入学し、微生物超形態学の基礎研究を手がけられることとなりました。現在、医学分野・獣医学分野等では幅広い専門性をもつ教員が極端に不足しており、人体解剖学に加えて微生物学を教育できる人材として育っていかれることを望みます。
    廣瀬潤君は北海道大学理学部をご卒業後企業に入社、長らく研究開発本部にて分析解析の仕事に従事されました。当講座の産学連携研究の開始にあたり、当講座の研究生として本学に配属されていました。半年ほどの間に積極的に研究に取り組み、多大な成果をあげられました。技術者といえども科学的思考は求められるとのご見識から、より一層の自己研鑽のため大学院に入学されました。田中耕一さんのように世界の注目を浴びるような科学技術者になるべくご研鑚されることを望みます。

  • 3月29日

    川畑拓也先生・勝村浩三先生、学位取得

    大阪府立公衆衛生研究所から研究生として本学大学院に籍をおいていた川畑先生が、紫蘇由来の新規物質がHIV感染の膜融合を阻害することを発見し、この研究成果により3月29日に博士(医学)の学位を授与されました。このお物質は、既知の膜融合阻害剤とは異なるメカニズムでHIV感染を阻害するもので、HIVが宿主細胞に侵入する際のメカニズムに新たな知見を加えるものです。行政機関も大変な時代ですが、研究心をさらに発展させられて益々ご活躍されますことを祈ります。
    眼科学講座より当講座に派遣され、池田教授と佐野教授の共同指導のもと、世界に類を見ない水晶体上皮細胞株を樹立し、その性質を明らかにした勝村先生が、その研究成果をもって博士(医学)を授与されました。勝村先生は学位を受けてすぐに米国に留学されております。白内障も一種の炎症性変化の結果であるとの認識から、今後病原微生物と宿主の関係を明らかにする上で重要な細胞であると認識しており、勝村先生の益々のご発展をお祈りいたします。

  • 2月1日

    有毒医療排水無毒化機の試作1号機完成

    文部科学省の私立大学等経常費補助金「大学院整備重点化経費」を得て、薬剤部・三洋電機とともに行っている「抗癌剤等を含む医療廃液処理法の開発研究」の成果をもとに、設計した装置の試作1号機が完成した。医療改革の流れは「在院日数の短縮による患者負担の抑制」に向っており、癌の化学療法も病院の化学療法センターにおいて外来通院で行うことになる。抗癌剤の廃棄については潜在的な環境負荷があるものと考えられ、抗癌剤を含む廃液の処理が検討されてきた。注射残液の廃棄については米国ではかつて燃焼法が推奨されていたが、液体の燃焼には莫大なエネルギーを消費し、大量の炭酸ガスやダイオキシンを発生することになる。そこで、酸化剤などを用いた廃液処理法が推奨されるに至ったが、薬液の調整に手間がかかり大量の廃液を処理するには無理がある。そこで、できる限り少ないエネルギーでしかも環境負荷の少ない処理方法を開発することを目的に研究が進んでいる。今後、この試作1号機を用いて化学療法センターの廃液処理に関するデータを集めることになる。

  • 1月9日

    研究成果の実用化に成功

    1988年に教室同門会の会員である三好博文先生の紹介で株式会社カイゲンと『内視鏡消毒機に関する共同研究』が始まった。1号機である『クリーントップMW-1』の評価試験として始まった共同研究であるが、カイゲン医療機器部前田豊之部長のご理解を得て「機器の評価」のみならず、広く食塩水電気分解産物(強酸性電解水)の殺菌メカニズムに関する研究を行うことになった。この研究の過程で得られた成果をもとに2号機『クリーントップMW-S』が設計・製作され、2002年には厚生労働省に医療機器・医療用具の認可申請した結果、2003年1月9日に認可を得た。基礎研究の実施に加えて、設計や申請書類作成さらには審査回答時のコンサルテーションなど微力ながら協力できたこと出来たことは光栄なことである。何より、当講座の基礎研究の成果が実用化に結びついたことは高く評価できる。