過去のニュース一覧

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  • 3月30日

    学位取得 横山功先生、大黒恵理子先生、廣瀬潤先生、岩倉研二先生、弓場一秀先生

    横山先生は院生として勉学に励む傍ら、獣医師としてもご活躍で、食塩水電気分解産物の消毒効果を研究するために必要な標準の確立をテーマとして研究論文を作成されました。

    大黒先生は院生として勉学に励まれる傍らで、教室の研究補助業務を努めていただきました。多形性を示す麻疹ウイルスのうち、大型のウイルス粒子と小型のウイルス粒子にも感染性があることを明らかにされ、研究論文とされました。

    廣瀬先生は、企業人として大学院に入学し、勉学に励まれました。環境負荷の一因となっている医療廃液中の抗癌剤を不活化する方法として、電気分解法を用いることが出来ることを明らかにし、研究論文とされました。

    岩倉先生は第2内科に所属し、助手として教育研究に励まれ、H. pyloriのエンドトキシンが培養胃粘膜細胞に特有の細胞変性効果を増強することを明らかにされ、新たなアッセイ系の可能性を示唆する研究論文とされました。

    弓場先生は、整形外科医として活躍する傍ら研究を続けられ、当教室で得た研究成果を第2病理学教室で発展させ、Dupuytren拘縮由来細胞の樹立に関する論文とされました。

    皆さんそれぞれに幅広く活動しながらの研究で大変だったと思います。本当におめでとうございます。

  • 1月1日

    大畑善嗣さん、研究生として迎える

    大畑さんは大学院生命科学研究科をご卒業後、企業に勤務しながら、当講座において研究活動に当られます。よろしくお願いいたします。

  • 12月1日

    平山隆則先生、人事交流で厚生労働省へ

    平山先生は、大学院生として国立感染症研究所の高崎先生(当教室OB)のもとへ留学中でしたが、その行政的思考力を認められ、乞われて厚生労働省へ移ることになり、人事交流の都合上、大学院を退学し、本学助手の身分を得てのことです。引き続き研究活動にも携わられるとのこと、益々のご活躍をお祈りいたします。

  • 10月7日

    第59回日本細菌学会関西支部総会を主催

    標記の学会を本学の看護専門学校講堂を借りて、主催致しました。関西支部総会が開かれたのは昭和29年、今回の総会長が生まれた年だったそうです。以下に抄録の緒言を記し、報告いたします。

    はじめに
    第59回日本細菌学会関西支部総会
    総会長 佐野浩一
    本年10月7日に日本細菌学会第59回関西支部総会開催のお世話を仰せつかりました。本学でお世話させて頂きますのは、第7回(於高槻1954年)、第25回(於高槻1972年)、第38回関西支部総会(於宝塚1985年)に次いで4度目でございます。
    来年度は第60回の節目となりますので、その前夜祭のようなつもりで開催の準備をしようとあれこれと企画を考えましたが、もとより浅学菲才の吾身、名案もなく悶々としておりました。
    私ども学校法人大阪医科大学のウイリアム・メレル・ヴォーリズ設計の建物が市内ではじめての国の有形文化財に登録され、それを機会に歴史資料館を設置することになり、不肖私が修復工事と歴史資料館設置準備の役を仰せつかっております。準備の過程で、日本細菌学会関西支部総会の第1回から第4回までの抄録集を入手し、その写しをこの抄録の末尾に掲載いたしました。
    また、最近、私どもの先々代教授山中太木(ヤマナカ・モトキ)博士が編集されました『先師先哲遺影』の分与依頼が多く、残部がないためコピーをお渡ししている次第です。この冊子は第47回日本細菌学会総会記念として発行されたものですが、細菌学のみならず医学医療の歴史をまとめられたものとして貴重であるとのコメントをいただいております。そこで、第59回関西支部総会の開催を機会に、この冊子を復刻いたしましたので、お納いただけましたら幸いです。
    21世紀に入り迎えた少子高齢化による労働力不足、その中で如何に組織を集約し、効率よく微生物学研究に励むかは私たちに与えられた課題であると認識しております。先師先哲の遺影を前に、皆様の情報交換がより一層進むことを祈念いたしております。
    教室員一同、皆様の情報交換の場を提供すべく努力をいたしましたが、至らぬ点も多々あることと存じます。なにぶんにも手作りの開催であり、私どもの「恕」に免じましてお許しいただきたいと存じます。
    平成18年10月7日

  • 5月1日

    松下とも代さん、実習生として迎える

    松下さんは大学院医療技術学研究科をご卒業後、園田学園で助手として入職され、食品関係の微生物学的安全性に興味をもたれ、ご紹介もあって当教室の実習生としてお迎えすることになりました。頑張ってください。

  • 5月1日

    森田智津子先生ご退職 非常勤講師ご就任

    森田先生は中井名誉教授ご在籍中より当教室で教育研究に当たられておりました。また先生のお人柄もあり,新任教室員にラボ・ハウスルールを指導していただいたり,若手研究員のよき相談相手になっていただきました。このたびご退職されることとなりましたが,先生には引き続き非常勤講師として当教室の教育研究活動にご助力いただくことになっております。よろしくお願いいたします。

  • 4月1日

    中田裕二先生、非常勤講師として迎える

    中田先生は広島大学大学院生物圏科学研究科博士課程を終了後、農林水産省、日本学術振興会の研究員を経て、藍野大学に入職されました。前任の故横田教授との関係から、当教室で研究指導に当たっていただくことになりました。よろしくお願いいたします。

  • 3月15日

    学位取得 谷口博理先生

    谷口先生は院生として勉学に励む傍ら、関西空港検疫所にて医官と して勤務され、検疫所で分離される赤痢菌の性状を解析することで 国外の赤痢菌サーベイランスが行えるという方法論を確立し、その 成果を Epidemiology and Infection に受理されました。これが評 価されて博士(医学)を授与されました。研究の過程で得られた思 考力を存分に発揮されることを祈ります。

  • 7月27日

    Sharad Mohan君、学位取得

    英国から文部科学省assistant language teacherとして来日していたMohan君が、大学院入学後、言語の壁を越えて大学院の単位を修得し、新しい抗レトロウイルス薬の概念が正細胞内で理論どおりに作用することを証明したことが評価され、学位を授与されました。

  • 6月1日

    山岸敦先生、非常勤講師として迎える

    生命誌研究館の中村桂子先生にオーガナイズをお願いしている第1学年の「医学概論-生命誌」の講義を担当いただくために山岸先生をお迎えすることになりました。よろしくお願いいたします。

  • 5月31日

    佐野浩一先生、研究機構長を退任

    佐野先生は、研究機構が円滑に運営されることを確認され、島田学長のご退任と同時に、研究関係の組織統合の任を終えられました。ご苦労様でした。

  • 4月1日

    青木宏明先生、平山隆則先生、大学院 入学

    青木先生(大学院微生物学講座 大学院生)は医学部卒業後、大学附属病院にて臨床研修を済まされ、その後近畿大学医学部大学院(麻酔科学専攻)に入学されました。感染症に関わる業務に興味をもたれて厚生労働省へ入省され、同大学院を退学されました。感染症への関心の深さを買われて厚生労働省関西空港検疫所長から、本学大学院(微生物学専攻)に入学されました。
    平山先生(大学院微生物学講座 大学院生)は学生時代微生物学教室の学生研究員として籍をおかれていましたが、卒業後、本学附属病院一般・消化器外科にて臨床研修を済まされました。感染症関係の行政職に興味を持たれ、将来のキャリアパスを描くために本学大学院(微生物学専攻)に入学されました。

  • 4月1日

    今西麻樹子先生を研究生として迎える

    今西先生(大学院微生物学講座 研究生)は衛生技術科をご卒業後、臨床検査技師免許を取得され、大学病院に勤務、その後、神戸常盤短期大学にご就職になり現在教職にあります。高等教育改革の忙しい中で時間を惜しまず、当講座にて研究活動に当られます(追記:今西先生は2007年3月末で研究生を辞退されました)。

  • 4月1日

    佐野浩一先生、附属看護専門学校長に就任

    佐野先生(医学部予防・社会医学講座 教授)は長年本学附属看護専門学校の非常勤講師(微生物学担当)を努めておられましたが、後進にその職を譲り、森松教授がご勤務される神戸常盤短期大学看護学科にて医学概論に相当する「健康科学概論」の講義を担当されておりました。神戸常盤短期大学での看護学科開設に際しては、森松教授を推薦するなど看護学科開設関係者のご苦労を間近で学ばれました。そのような経緯で、開設年から完成年までの間の「健康科学総論」を担当され、新しい看護学教育の難しさを肌で感じられたようです。本学の附属看護専門学校にも優秀な看護学教員が育っておられますので、感じ取った事柄を伝えつつ、今後の看護学教育のあり方を検討されるものと期待いたします。

  • 3月25日

    原田文植先生、学位取得

    原田先生(大学院微生物学講座 大学院生)は卒業後、済生会中津病院で臨床研修を済ませ、当講座において「細菌が保有する逆転写酵素」に関する萌芽的な研究にあたりました。逆転写酵素といえばレトロウイルスが持つものと考えられていますが、ほとんどすべての細菌のDNAポリメラーゼが逆転写酵素活性を示すことを明らかにしました。その成果をBulletin of Osaka Medical Collegeに受理され、これが評価されて博士(医学)を授与されました。感染症研究所の高崎先生のもとで新たな研究に従事することになっており、今後益々のご活躍を期待します。