2004年のニュース
- 4月1日
河野武弘先生、附属病院輸血室 副室長に就任
河野先生は、本学附属病院第1内科にて臨床研修を終了し、HIVをはじめとする血液媒介感染微生物の研究に従事していました。輸血室 前副室長の強いご推挙により、花房室長の依頼を受けました。医師である教員を失うことは当講座として、教育研究に支障をきたすため、当講座を兼務することになりました。輸血室業務は高度な科学的判断と附属病院の中央部門のひとつとしての連携に資する人柄が求められます。日々の業務をこなすだけでなく、益々研鑚を積むように希望します。
- 4月1日
佐野浩一先生、研究機構長に就任
佐野先生は、平成13年より3年間、大学改革・大学院改革に柔軟に対応できる研究支援組織を構築するために、機器共同利用センター長として、機器再配置・スペースマネージメント・エネルギーマネージメントだけでなく、組織の改変に尽力されました。本年4月1日付けで、旧機器共同利用センター、旧ハイテク・リサーチ・センター、法人先端医療構築委員会の研究関連部署を統合し、大阪医科大学研究機構へと移行しました。旧機器共同利用センターの廃止に伴い、機器共同利用センター長を辞任されましたが、学長より指名を受け初代研究機構長に就任されました。研究機構には共同研究部門があり、本学の研究活動をさらに活性化していただくよう希望します。
- 3月31日
藤井冨美子先生(非常勤講師)、ご定年退職
藤井先生は名古屋女子大学教授(教育研究所所長)に勤務する傍ら、中井前教授時代から非常勤講師として当講座の教育研究にご助力いただいておりました。非常勤講師の定年に関する規定により平成15年度末をもってご定年退職となりました。永年のご指導、ご協力に心より感謝いたしますとともに、益々のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
- 3月17日
中嶋則人先生と北野淳一先生、学位取得
中嶋先生(微生物学講座研究生)は大正病院に勤務する傍ら、当講座において院内感染の温床にもなる水道水を電気分解することによって遊離塩素を再活性化する研究に従事し、その成果をJournal of Microbiological Methodsに受理されました。これが評価されて博士(医学)を授与されました。研究の過程で得られた思考力を存分に発揮されることを祈ります。
北野先生(一般・消化器外科研究生)は東和会病院に勤務する傍ら、谷川教授(一般・消化器外科)のお許しを得て当講座にて食塩水電気分解産物の研究に従事されました。その成果をBulletin of Osaka Medical Collegeに受理され、これが評価されて博士(医学)を授与されました。研究の過程で得られた思考力を存分に発揮されることを祈ります。 - 3月16日
中野隆史先生と河野武弘先生、それぞれ助教授と講師に昇任
中野先生は平成元年に本学医学部ご卒業され、大学院を経て当講座に入られ、米国UCLAへの留学やJICAの派遣員としての活動などを積まれました。佐野教授の職務が増加する中で、細菌学関係の研究に従事すると共に、医学部教育主任として実績を積み、今回の昇任となりました。
河野先生は平成4年に本学医学部ご卒業され、本学附属病院第1内科で臨床研修を済ませ、大学院を経て当講座に入られました。佐野教授の職務が増加する中でウイルス関係の研究に従事すると共に、医学部微生物学関連の実習や講座の渉外活動などの実績を積み今回の昇任となりました。
ご両人には講座や大学だけでなく広く社会に目を向けて、益々研鑚を積まれると共に、それぞれの任務を遂行されるように望みます。 - 1月1日
中野隆史先生、附属病院感染対策室兼務
本学附属病院は教育病院,そして特定機能病院として機能していますが,厚生労働省より高度先進医療機関の院内感染対策を確実に行うため,院内感染対策専従部署の設置が求められました。そこで附属病院中央診療支援部門に感染対策室が設置されました。中野隆史先生は日本感染症学会認定インフェクション・コントロール・ドクター(ICD)の資格を持ち,消毒法の研究などで感染制御学にも詳しいことから兼務職員として病院長より指名されました。活躍をお祈りいたします。