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川畑拓也先生・勝村浩三先生、学位取得

大阪府立公衆衛生研究所から研究生として本学大学院に籍をおいていた川畑先生が、紫蘇由来の新規物質がHIV感染の膜融合を阻害することを発見し、この研究成果により3月29日に博士(医学)の学位を授与されました。このお物質は、既知の膜融合阻害剤とは異なるメカニズムでHIV感染を阻害するもので、HIVが宿主細胞に侵入する際のメカニズムに新たな知見を加えるものです。行政機関も大変な時代ですが、研究心をさらに発展させられて益々ご活躍されますことを祈ります。
眼科学講座より当講座に派遣され、池田教授と佐野教授の共同指導のもと、世界に類を見ない水晶体上皮細胞株を樹立し、その性質を明らかにした勝村先生が、その研究成果をもって博士(医学)を授与されました。勝村先生は学位を受けてすぐに米国に留学されております。白内障も一種の炎症性変化の結果であるとの認識から、今後病原微生物と宿主の関係を明らかにする上で重要な細胞であると認識しており、勝村先生の益々のご発展をお祈りいたします。