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研究成果の実用化に成功

1988年に教室同門会の会員である三好博文先生の紹介で株式会社カイゲンと『内視鏡消毒機に関する共同研究』が始まった。1号機である『クリーントップMW-1』の評価試験として始まった共同研究であるが、カイゲン医療機器部前田豊之部長のご理解を得て「機器の評価」のみならず、広く食塩水電気分解産物(強酸性電解水)の殺菌メカニズムに関する研究を行うことになった。この研究の過程で得られた成果をもとに2号機『クリーントップMW-S』が設計・製作され、2002年には厚生労働省に医療機器・医療用具の認可申請した結果、2003年1月9日に認可を得た。基礎研究の実施に加えて、設計や申請書類作成さらには審査回答時のコンサルテーションなど微力ながら協力できたこと出来たことは光栄なことである。何より、当講座の基礎研究の成果が実用化に結びついたことは高く評価できる。