歴史
当教室のルーツは、本学を設立以前、初代理事長であった吉津度先生の大阪細菌研究所に遡ります。開学と同時に細菌学教室が置かれて以来、里見三男、山中太木、中井益代、佐野浩一、そして現在の中野隆史の五代の教授が主宰した九十余年の歴史を誇る教室です。
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沿革
年(月日) | 項目 |
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昭和2年 | 大阪高等醫學専門学校開校 |
細菌学教室設置・里見三男教授就任 | |
昭和3年 | 本館(時計台の建物)東北側に研究室・東南側に教授室2室、東端に実習室を設置 |
昭和9年 | 教室名を「細菌学教室」から「微生物学教室」に改名 初代教授里見三男博士の所属について、昭和9年4月発行の大阪高等醫學専門學校雑誌第二巻一号に投稿された論文「百日咳菌Bac. pertussisに関する知見」では「細菌学教室」となっているが、昭和9年10月発行の同誌第二巻二号に投稿された「所謂人體瓦斯浮腫感染に就て」における所属は「微生物学教室」となっている。昭和10年に里見教授が細菌以外の病原体に関する論文を投稿しており、前年には単に病原細菌を扱う教室ではないことを明らかにするため、教室名を変更したものと考えられる。以後、昭和53年に中井博士が教授に就任するまで、通称は「細菌学教室」であった。 |
昭和21年 | 里見三男教授退任 |
昭和25年 | 山中太木教授就任 |
赤痢菌の発見者である志賀潔博士より扁額 | |
昭和28年 | 実習室北側を研究室に改造 |
微生物学教室に徹底 | |
昭和51年 | 講義実習棟の竣工に伴い、同4階に実習室を移転 |
昭和52年 | 山中太木教授退任 |
昭和53年 | 中井益代教授就任 |
昭和61年 | 大学に高度安全実験室を設置され、管理を受託 |
平成2年 | 総合研究棟の竣工に伴い、同6階東に教室を移転 |
平成3 (1992)年 | 大学設置基準の大綱化 |
平成5 (1994)年 4月1日 | ティーチィングアシスタント規程 |
診療助教授規程 施行 | |
平成9 (1997)年 3月31日 | 中井益代教授退任 |
平成9 (1997)年 4月1日 | 佐野浩一教授就任 |
6年一貫教育へ移行 | |
平成10 (1998)年 5月18日 | 内科診療科体制検討委員会 設置 |
平成10 (1998)年 10月7日 | 「新しい内科診療科体制に関する提案」教授会 |
平成11 (1999)年 12月22日 | 「教員組織の態様、特に旧進学課程と基礎部門の教員組織の再編に関する提案」中間答申 |
平成12 (2000)年 1月19日 | 「教員組織の態様、特に旧進学課程と基礎部門の教員組織の再編に関する提案」最終答申 |
平成12 (2000)年 3月22日 | 新助手制度についての答申「診療科助手制度創設に関する提案」 |
平成12 (2000)年 4月1日 | 「教員人事検討委員会」名称変更「教員組織検討委員会」 |
平成13 (2001)年 1月16日 | 臨床教育教授及び臨床教育助教授規程 |
平成13 (2001)年 2月27日 | 助手(任期付)規程 施行 |
平成13 (2001)年 5月 | 研究体制強化準備開始 |
平成14 (2002)年 2月21日 | 『新しい時代の教養教育の在り方について』中教審答申 |
平成14(2002)年 4月 | 大学院医学研究科の授業時間を夜間へシフト |
平成14 (2002)年 9月 | さわらぎキャンパスと本部キャンパスを統合 |
平成14 (2002)年 10月10日 | いわゆる「医局による医師の派遣」と職業安定法との関係について《事務連絡》 |
平成15 (2003)年 4月1日 | 医学部医学科にTutorial 方式のProblem based learning (PBL)導入 |
授業科目「微生物学」を「病原体生体防御2,3」に変更 | |
大学コンソーシアム京都へ加盟 | |
平成15 (2003)年 6月1日 | 教育センター設置 |
平成15 (2003)年 6月18日 | 講座/診療科の再編・統合と教員定員の見直しについての説明(Q&A)配布 |
平成15 (2003)年 9月1日 | 学科目・講座再編委員会 答申 |
平成15 (2003)年 11月8日 | 本学における学科目・講座再編の経過説明 |
平成16 (2004)年 2月10日 | 特別任命教員規程 |
平成16 (2004)年 4月1日 | 研究関連組織を統合して研究機構へ移行 |
平成16 (2004)年 4月 | 授業科目「医学概論」の担当開始 |
平成17 (2005)年 1月24日 | 『大学の教員組織の在り方について』中教審答申 |
平成17 (2005)年 1月28日 | 『我が国の高等教育の将来像』中教審答申 |
平成17 (2005)年 4月1日 | 大講座制移行に伴い「予防・社会医学講座」に所属 |
教育教授規程 | |
ポストドクター規程 施行 | |
リサーチアシスタント規程 施行 | |
教育教授選任 | |
『私立学校法』改正 施行 | |
大阪医科大学 寄付行為 改正 | |
平成17 (2005)年 7月27日 | 大阪医科大学組織機構改革委員会 |
大阪医科大学組織機構改革委員会の小委員会設置 | |
平成17 (2005)年 9月5日 | 『新時代の大学院教育』中教審答申 |
平成18 (2006)年 1月1日 | 大講座主任教授制導入 |
平成18 (2006)年 1月1日 | 研究教授規程 |
平成18 (2006)年 4月1日 | 学生部と教育センターを統合、医学部医学科教育機構 設置 |
平成18 (2006)年 6月29日 | 教育教授規程改正(任期制導入) |
平成18 (2006)年 10月7日 | 第59回日本細菌学会関西支部総会主催 |
平成19 (2007)年 1月1日 | 日本細菌学会関西支部事務局を受託(2年間) |
平成19 (2007)年 4月1日 | 『学校教育法』改正施行に伴う教員組織変更 |
大講座・教室制の導入に伴い、「予防・社会医学講座、微生物学教室(英文名:Microbiology and Infection Control)」と改称 | |
大学認証評価による大学認定取得 | |
大学院シラバス(形態系専攻 微生物学)大幅改変 | |
平成20 (2008)年 1月1日 | 研究教授・教育教授制を発展的に解消し、『専門教授制度』を制定 |
平成20 (2008)年 5月1日 | 大講座再編(引き続き予防・社会医学講座に所属) |
平成21(2009)年 4月1日 | 大学院改革により、研究科内が5専攻から1専攻となり、大学院では予防・社会医学コース「微生物学・感染制御学」と改称。 |